監督、製作、撮影、編集
キャレン・セバンズ、森 晃一

脚本
キャレン・セバンズ

ナレーション
原田眞人(映画監督)

声優(フランク・ロイド・ライト)
安田正利(劇団 民藝)

音楽監督
カーティス・ジェームズ・パターソン



キャレン・セバンズと森晃一は、本作品の脚本、製作、監督、編集を行ったフィルム・メーカーです。これまでに、ニューヨークと東京で、広範な題材に渡った短編映画から企業向映画の企画から製作を行ってきました。この経験が、初の長編ドキュメンタリーの製作に活かされています。

キャレン・セバンズは、コロンビア大学映画学科修士課程を修了。ニューヨークと東京で、映画製作、評論、報道、そして作家として活躍。2001年度アカデミー賞ノミネート作品「One Day Crossing」を含め、20を越える映画製作を行っています。現在は、黒澤明監督、小津安二郎監督をはじめとして、日本映画の窓になったドナルド・リチー氏に関わるドキュメンタリー映画の監督を行っています。

森晃一は、多国籍企業の環境管理スペシャリストとしてアジア各国で活躍。米国サンダーバード国際経営大学院で国際MBAを取得したエンジニアで、ニューヨーク広告界でのビジネス経験を持つコンサルタントです。現在は、建築関連映画の製作のほか、ドナルド・リチー氏に関わるドキュメンタリー映画の製作を行っています。

米国シカゴ出身の音楽監督、カーティス・パターソンは、コーネル大学(アイオワ州)在学中に箏に出会い、 1986年に来日、沢井箏曲院に学び、師範となりました。 1995 年、外国人として初めて NHK 邦楽技能者育成会を卒業。 日本、米国、アジア各国で、十三絃、十七絃など多才で積極的な演奏活動を行なっているほか、若手の箏アンサンブル・グループ「箏衛門」、沢井忠夫合奏団で演奏活動を行なっています。ソロアルバム「音の輪」は、2002年にリリースされました。2006年には琴古流尺八師範ブルース・ヒューバナーとの共演とともに、全国ツアーを開始。2007年には、共作である「Going Home」アルバムを発表しました。

原田眞人は、欧米で映画教育を受け、自伝的作品「さらば映画の友よ・インディアンサマー」で監督デビューしました。「KAMIKAZE TAXI」、「バウンス ko GALS」は、海外からも大きな注目を集め、「金融腐蝕列島〔呪縛〕」は、第23回日本アカデミー賞12部門を独占。評論家、翻訳家として、ハワード・ホークス、スタンリー・キューブリックなど、名な監督とも、密接にコラボレーションしています。「ラスト サムライ」では、トム・クルーズの相手役として、俳優としての活動を始め、「スピリット」では、ジェット・リーとも共演しました。2008年の監督作品「クライマーズ・ハイ」日本アカデミー賞を10部門で受賞。「偉大なるオブセッション」は、彼の初ナレーションで、国際色で彩り、魂を吹き込みました。